鞭打ち尋問1(お尻たたき小説)

小学生の頃、お尻をたたかれるために響子先生のピアノ教室に通っていた女子大生が主人公のスパンキング小説。大学入学を機に「お尻たたきのある生活」を望んで響子先生の家に下宿しますが……。
少し「手続き」にこだわった厳格なお仕置き小説でも書いてみるか、と思って書き始めたものの、どうなるやら(^^;。


「もう一度聞くわ。今日、本当に何もなかったのね?」

...まさか、ばれているなんてことは……いえ、わかるわけないわよね。

「……はい」

ちょっと目を伏せがちに答える私。

「そう。お尻に誓って何もない、ということね?」
「……はい」

ここまで聞かれることに不安になったけど、こう答えるしかなかった。

「わかった」

響子先生は、ソファに深く座りなおすと、軽く目を閉じた。私は、響子先生の前に立ったまま、立ち去って良いものか、迷う。

響子先生と一緒に住むようになって、3ヶ月。毎晩行う夜の報告は、いつも緊張してしまう。このピアノがある防音室は、いろいろ思い出も多いし……。

もしその日に、何か、その……お尻を叩かれるようなことをしてしまったら、自分から報告する。響子先生とそう約束したのは、響子先生の家に下宿し始めた次の日。夜、久しぶりに会った友達と遊んでいて帰りが遅くなりお尻を叩かれた後だったかしら。
それは、小学生の頃に「お尻をたたく厳しい先生」として有名だった響子先生のピアノ教室にちょっと不純な動機で通っていた私にとって、どこかで望んでいたことだったのかもしれない。何より、私が大学に入る時、響子先生の家に下宿することにしたのも、その……また響子先生にお尻をたたかれたい、って思ったからだし。

でも、久しぶりの響子先生のお尻たたきは、そんな想いを吹き飛ばすくらい厳しかった。ものすごく痛くて、ただひたすらたたかれる。しかも、思わず「もうしませんから許して」なんて言っちゃうと……その時は何か「条件」をつけて許してくれてもその条件を破った時にはさらにすごいことになるのよね。だから、お尻をたたかれる時は、思わず変なことを言わないよう注意しないといけない。

「少し、お尻に聞いてみようかしら?」

えっ!

しばらくして目を開けた響子先生の言葉に、私は呆然とする。響子先生は立ち上がると、背もたれのない長椅子を引き出してきて私の目の前に置いた。お尻を叩かれるときは、ソファに座った響子先生の膝の上か、この長椅子に乗せられることが多い。

「お尻を出しなさい」

...もしかして、ばれているの?

文字通り目の前が真っ暗になる感じ。でも、こうなったら言われるままにするしかない。私は、穿いていたショートパンツと下着をずり下ろすと、椅子にうつぶせになった。

私の背中に手を乗せて、もう片方の手をそっと私のお尻にあてる響子先生。少し冷たいその手が、私のお尻を軽くたたく。

2006/12/15

スパンキングのかけらトップ